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2022.03.18 GMOクリエイターズネットワーク、個人のファクタリング利用における情報処理方法で特許取得

GMOインターネットグループのGMOペパボ株式会社(代表取締役社長:佐藤 健太郎)の連結会社であるGMOクリエイターズネットワーク株式会社(代表取締役社長:伊藤 毅 以下、GMOクリエイターズネットワーク)は、個人ユーザーの請求書(売掛債権)の買取を行うファクタリングサービスにおいて、2022年3月2日に特許を取得しました。

なお、GMOクリエイターズネットワークは、当社が運営する日本初のフリーランス(※1)に特化した金融支援サービス「FREENANCE(フリーナンス) byGMO」(URL:https://freenance.net/)において提供しているファクタリングサービス『FREENANCE即日払い』(以下、即日払い)、2022年2月より提供開始したフリーランスのWEBクリエイター・ITエンジニア専用ファクタリングサービス「GMOフリーランスファクタリング」(URL:https://freelance.factoring.inc/)において本技術を活用しております。

(※1)特定の企業や団体に専従せず、独立して仕事を請け負う個人事業主もしくは個人企業法人のこと。

【特許取得の背景】

GMOクリエイターズネットワークは、2018年に提供開始した日本初のフリーランス特化型金融支援サービス「FREENANCE byGMO」において、ユーザーの請求書(売掛債権)を最短即日中に現金化できるファクタリングサービス『即日払い』を提供しています。2021年 6月には累計申込額50億円を突破し、同年12月には単月申込数が5,000件を超え、多くのフリーランスの資金繰りを改善してきました。

本サービス開始以前、ファクタリングは事業者の資金調達にとって有効な金融サービスである一方、法人間で行われるものとの認知が一般的であり、個人がファクタリングを利用するための情報処理システムは提供されていませんでした。こうした中でGMOクリエイターズネットワークは、フリーランスや個人事業主への金融支援を目的として2017年より構想していた「FREENANCE byGMO」提供に向けて開発した個人向けファクタリング利用における情報処理方法を2018年6月に特許庁へ特許出願し、その新規性や進歩性等の特許要件について実体審査を受け、拒絶理由を受けることなく2020年12月に特許を取得し(特許番号:第6816062号)2、2022年3月には本特許の分割出願においても特許を取得しました(特許番号:第7033644号)3

(※2)特許情報プラットフォーム J-PlatPat
URL:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-2019-212231/A5199932D91D06B799780F8E79AB9601B006C627B5226E8309002D383ECF6B74/11/ja

(※3)特許情報プラットフォーム J-PlatPat
URL:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-2021-047915/EA2221F1C46FAED3184721A6053A4C57F10CEA47D7B6A6415047BFFBACF2DB87/11/ja

【特許の概要】

GMOクリエイターズネットワークが今回取得した特許の概要は以下の通りです。

    1. 1.個人のユーザーがファクタリングを申し込むユーザーインターフェース(以下、UI)に関するもの
      ユーザーが自身で登録したり、利用している会計ソフトウェアとの連携をしたりして、複数の請求書の一覧を表示し、売掛債権の買取要求を出力する情報処理方法

 

  1. 2.個人のユーザーがファクタリング利用可能額等の与信情報を表示するUIに関するもの
    ユーザーごとに売掛債権の買取可能額を表示したり、グラフを表示したりする情報処理方法

上記のほか、全10項目に渡る請求項が含まれます。

<本特許の概要>

特許番号 特許第7033644号
発明の名称 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
特許権者 GMOクリエイターズネットワーク株式会社
発明者 次松 武大
出願番号 特願2020-213612
出願日 2020年12月23日
登録日 2022年3月2日

(参考)特許情報プラットフォーム J-PlatPat
URL:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-2021-047915/EA2221F1C46FAED3184721A6053A4C57F10CEA47D7B6A6415047BFFBACF2DB87/11/ja

【発明者のコメント】

GMOクリエイターズネットワークの執行役員(Fintech事業部管掌・FREENANCE事業責任者)で本特許の発明者である次松武大は、以下の通りコメントしています。

「本発明について具体的なアイデアを固め始めた2017年には、フリーランスをはじめとする個人向けに、しかもオンラインでファクタリングを提供する事業者は存在していなかったと認識しています。現在は当社の後を追いかけるように複数の事業者が参入し始めましたが、当時から、この発明の新規性および進歩性について正しく理解し、当社にとって初めての特許申請を行ない、結果としてこれまで一度の拒絶査定も経ることなく権利化できたことを非常に喜ばしく思います」

【今後の展開】

GMOクリエイターズネットワークは、個人向けファクタリング利用における当社独自の情報処理方法について、今後も特許の新規出願や分割出願により知的財産価値を高め、より強固にしていくとともに、本特許のライセンシングによる個人向けファクタリングの普及等についても積極的に行い、フリーランス・個人事業主が「より自由に、もっと安心して働く」環境作りに寄与するべく、サービス品質の向上と拡充を引き続き進めてまいります。

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